働く仲間の声

原田

働いている施設名
フリースマイル横浜港南Ⅲ

役職
公認心理師・臨床心理士・(精神保健福祉士)

担当する主な仕事
放課後等デイサービスにおける業務全般/心理アセスメント・心理検査

前職
心理士・精神保健福祉士

働くきっかけ

前職では児童精神科・福祉施設・学校等複数の現場で勤務していました。どの領域においても、発達面で困り感を抱いている子どもや大人は多く、一緒に悩む時間もありました。発達に困り感を抱えている方は外から認知されづらく、生活場面や対人関係において、見えないところで辛さを感じていることを、実際にかかわる中で実感しました。そのため、児童期・青年期の発達が盛んな時期に少しでも将来につながるかかわりをしていきたいと思い、フリースマイル横浜港南へきました。

働くにあたって大切にしていること

子どもの想像力や発想力は、大人が思っているより豊かだと思います。各々が感じている感覚や感性を大切にし「今できること」に目を向け子どもとかかわりたいです。また、コミュニケーションや感情の整理、他者理解や自己表現など、子どもたちの現在や将来に向けてできることを考えたいです。その為に、日々のかかわりやソーシャルスキルトレーニング(SST)等の活動を通して、楽しみながら行うことを意識しています。些細なことでも『できたこと』を言葉や行動で褒め、本人の自己肯定感を育んでいきたいです。

実際に働いてみて

リースマイルでは心理検査(WISC)を行っております。心理検査でわかることは、子どもの能力のすべてではない、ということを常々意識しながら取り組んでいます。自分の得意なことや苦手なことを客観視できる手段でもあるので、一緒に考える機会を大切にしたいです。日々子どもたちは集団で過ごしています。その中でも子ども1人1人の様子を感じていきたいです。

印象に残ってること

印象に残っていることは子どもとのかかわりです。遊んでいる時や活動を行っている時、気持ちが落ち込んでいたり癇癪を起したりなど様々な場面を見ます。特に気持ちを伝えようとしている時は『つながった』と感じる瞬間があります。感覚的なことなので、言葉での表現が難しいですが、そのつながる感覚がおこると、子ども自ら自分の気持ちを話してくれるように思います。私自身も子ども同じ目線に立ち、受け入れられるよう感覚を養っていきたいです。

ここで働く魅力

子どももですが働く職員もいろいろな人がいます。これまで経験を経てフリースマイルで働いているので、それぞれの価値観や感じ方を知っていくことができる環境が好きです。いろいろな大人がいるという事は、それだけ子どもへ伝えられることも多くなるとも思っています。11つの出会いを大事にして、それを子ども達にも伝えていきたいです。長い目を持って接することができる場が魅力です。

これから入ってくる人へ

放課後等デイサービスでは、小学生から高校生まで利用できる施設なので、間近で成長を感じることができる環境だと思います。子どもとかかわる中でできるようになったことは一緒に喜び、楽しむときは一緒に楽しんでいきましょう。時にはかかわりに悩むこともあると思います。私も日々子ども達とかかわる中で、振り返る場面がたくさんあります。1人で抱え込まず職員間で共有しながら考えていけるといいですね。